!!!見間違えじゃない!!!
慌てて踵を返そうと体を捻るが、がっちりと後から羽交い締めにされた。
「どうしたの?」
さっきと全く変わらない口調で茶髪のお兄さんが耳もとで話す。
僕は何が何だか分からないうちに、個室の前へと引きずられる。
ああ・・・ 見間違いじゃない・・・
個室の中には、下半身丸出しで堂々と便器に腰掛け、タバコをふかしている黒髪で短髪のお兄さんが居た。
驚いたのは、その股間が大きく反り立っていたということ。
言葉も発せずに抱えられたまま固まっていると、黒髪のお兄さんがうれしそうに話し出す。
「おお、こりゃまたスゲぇかわいいの連れて来たな・・・」
お兄さんの視線が、僕の頭のてっぺんからつま先までじっとりと見ているのが分かる・・・
僕は視線を上げられない。
「でしょ〜? オレも一目惚れ。ちょっと遅れたのはチャラでしょ。」
意味が分からない。
なぜ裸?
一目惚れ?
何?
「あの・・ 探し物だって・・・」
掠れて声が上手く出ない。
「うん。オレ達、ちんこ入れる穴探してたんだよね〜 見てよ、こいつココ、苦しそうだろ?」
お兄さん達はクスクスと楽しそうに話す。
「君のアナル、遠慮なくいっぱい使わせてもらうね。」
黒髪のお兄さんが立ち上がって近付いてきた。
そんな・・・
僕、お尻にチンチン入れられちゃうの?