「あーーーッ!! 何やってんのぉ? 何やってんのぉ?!」
まさかの第三者の声に、テツオの体がビクぅッと固まる。
え?
何・・・?
・・・人?
ど・・して・・・?
テツオは、今日は人の来るはずのない空き教室への思ってもいない来客に困惑する。
突然の出来事に、テツオの心臓も肛門も、ギュギューッと縮こまる。
振り、向けない・・・
テツオはアキラと向かい合わせになって腰に跨がっていたが、予想だにしない来客に盛大に振っていた腰の動きを止め、アキラの胸に顔を埋めるように隠れる。
「アキラ〜、最近付き合い悪いと思ったら、こんな良い事してたのかよ?」
何?
誰?
なんで?
グイグイと顔を埋めているアキラの胸から、鼓動が聞こえる。
が、その鼓動はゆっくりと乱れることはなく、アキラが全く動揺していないことをテツオに伝える。
ど、して・・・?
何が・・?
混乱した頭では、ひたすら小さくなろうと背を丸めるくらいしか出来ない。
・・・はずが、テツオの腰はフラフラと揺れ始めていた。
急に冷静になる頭とは逆に、テツオの体の熱は冷める事はない。
「やっほ〜、どこのカワイコちゃんですか〜?」
やッ、イヤイヤッ!
近づいて来る第三者の気配。
お尻ッ、締まっちゃうッ!!
『・・・ふッ、』
締まって感じちゃうよッ・・・
《ねぇ、センセ。》
耳元で囁かれた言葉は随分小さかったが、アキラの声はテツオの鼓膜にしっかりと響く。
《ねぇ・・・、顔バレるのと、穴見せるの、どっちが良い?》
え?
直腸の動きが、テツオの動揺をアキラに伝える。
《だから、センセってバレるのと、顔隠して出し入れされる尻の穴見られるの、どっちか選んで。》
は?
相手は生徒だよ?!
エッチしてるだけでイケナイ事なのに・・・
テツってばれちゃったらッ!!
・・・クビ?!
クビなの・・・?
『やだ・・・』
でも・・・
皆にお願いして・・
何でも言う事聞きますって・・・
テツのこと自由にしていいからって・・・
好きに使って下さいってお願いすれば・・・?!
アキラの肩に、テツオの熱い息がかかる。
あうぅ・・・
中、ジンジンするッ・・・
冷める事無く燻っていた熱が、クツクツとテツオの体に広がっていく。
テツオはアキラのシャツをギュゥッと握りしめ、ゆっくりと見上げる。
バラさないで・・・
で、でも・・・
バラされたら、バラされたらお願いしなきゃ・・・
上手にお願いすれば・・・
きっと・・・///
テツオの熱く潤んだ瞳からアキラは何か感じ取ったのか、ニヤリと笑うとテツオの足首を掴んだ。
《了〜解。》