◆ デリバリーサービス 〜Nobuhiro & Kazumi〜 ◆

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とりあえず2人でソファーに腰を下ろした。

癖の無い黒い髪。
年は19。・・らしい。
服装も、T-シャツにジーパンとすごくラフだ。


「えっと、・・じゃぁ・・・会話する?」

『良いけど、オレ自分のことはあんまり答えないよ?』

うん、そんな感じ。

「う〜ん、聞き出す!」

『意気込んでもダメ。』

て、手強い・・・

『ベッドで聞き出そうとか思うなよ?』

「・・・ベッドでメロメロにして聞き出そうとは思ってる。」

『ふ〜ん、・・・出来んの?』

意地悪く微笑まれて、何だかイケナイ気分にさせられる。

やべぇ、ドキドキする・・・

「で、ではさっそく・・///」

『結局飲んでねぇし。まぁ良いけど・・・』

クスッと笑って立ち上がるカズミくん。

身長は・・・
オレより結構低い。

『シャワーは・・・あんた浴びたしな。んじゃぁ、準備するから先行ってて。すぐ行くし・・』

「え?」

一緒にもう一回浴びるつもりだったけど、良いのかな・・?

『あんた良いにおいするし・・・それに、・・ぷッ、すぐシタいんだろ? くすくす・・すぐ戻るよ。』

うぅ、何か恥ずかしい///

「お、お手伝いしましょうか?」

ドキドキ・・・

『手伝いじゃなくてプレイだろ? あんたそっち系?』

「カズミくん限定ならそっち系でもバッチ来いだね。」

『っつーかオレがイヤだし。・・・ベッドで待ってろよ。』

なぜかニマニマしたまま動く気配が全くないノブヒロに、カズミは首を傾げる。

『聞こえた? ベッドで・・・「はッ! ゴメンゴメン! なんか興奮した。」・・・はぁ?』

たった一言で、いろんな事を想像してしまったノブヒロだったが、ブンブンと頭を振り回して覚醒する。

「早く戻って来てね〜!」

バッチン、とウインクすると、カズミくんはちょっと飽きれた顔。
めげずに大きく手を振って見送ると、カズミくんはフゥ、とため息をついてドアの向こうへ消えていった。

けど、そんなにイヤそうな表情じゃぁなかった。・・・よなぁ?


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