◆ ヨコ学の公衆便所。 〜everybody's slave Tetsuo〜 E ◆

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「どうするの?」

上から振ってくる声に、ピクンっと体が反応したかと思うと同時に手は動いていた。

声の方が先だったのか・・・
ベルトをカチャカチャと外す。
焦れば焦るほどうまく外せない。
ボタンに手をかけたところで動きが止まった。
膨らんだ股間に目を奪われる。 

おっき・・・

思わずごくりとつばを飲んだ。
溢れてくるだ液を必死に飲み込みながら、ゆっくりとチャックをさげる。
灰色のボクサーパンツは、先走りが滲んで、すこし色が変わっていた。
はあ、はあと暖かい息だけが股間にかかる。

「好きにしていいんだよ?」

まさに釘付けの状態のテツオの頭に、ぽんっと手をおいてやった。
それが合図となり、待ってましたといわんばかりの勢いでしゃぶりついた。
色の変わった先っちょのあたりを、じゅッじゅッと音がなるほどに吸いつき、左手はぶっとい竿を確かめるように上下に扱いている。
しばらくすると、フッ、フッと荒い息に、悶えるような声がまざり始めた。

「んふうっ、ふっ・・はんんうっ・・・」

テツオは、空いていた右手でコリコリにしこった乳首を、引っ掻いたり、つねったり、伸ばしては、ねじり込むように弄っていた。





アキラは、体の奥に何かしらの震えを感じていた。

記憶の中ののテツオはこうではなかった。
無駄だと分かっていても最後まで抵抗を続け、いつも泣き腫らした目と、ボロボロの体を引きずっていた。
従順というよりは、どこか諦めていたように思う。

しかし、今自分の目の前にいるテツオはどうだ?
口淫に没頭しながら頬は上気し、嫌悪感を見せるでもなく、むしろ自分からしゃぶりついてきた。
自ら乳首をいじり、期待するかのように腰を揺らしているではないか・・・

アキラは兄に感謝した。4年という歳月にも。
シンジによる三年間強の調教生活。
4年という禁欲生活。
そして久方ぶりに与えられる、封じていた記憶が引きずり出されるほどの強烈な刺激。
虐げられることの喜びが、テツオの全身を駆け抜けているのだろう。
この長過ぎる歳月が、テツオを完全なる肉奴隷へと作り替えてくれたのだ。

あの時兄の下で悶え、泣きじゃくる姿が忘れられなかった。
一時だけ味わった感触が忘れられなかった。
今、心も体も完全な肉奴隷となったテツオを、真っ先に、そしてこれから誰よりも多く味わえるだろうことに、アキラは大きな喜びを感じていた。


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