『ひィ・・・、ん・・・』
真っ白になった頭に、色が戻ってきた。
体は異様にくったりしていたけど、何だかすごくスッキリしている。
乳首、
覚えちゃったな・・・///
「お疲れさまです。」
あ、
お兄さん・・・
「何も言ってないのに射精時にこのポーズだなんて・・・お尻でしかイカせてもらってないんじゃないですか?」
へ?
何のことか確かめようにも、体が動かなかった。
!!!??!?!
自分のしていたポーズを思い出す。
なんて格好・・・
慌てて脚を肩から崩そうとするが、お兄さんにガッチリと押さえられてしまった。
なッ・・//
確かに自分で脚を抱え込んだような格好は、穴を自ら晒しているようで、正気に戻った頭ではあまりに恥ずかしすぎた。
「彼氏にイカされるときはチ○ポ入れられてますもんね。」
恥ずかしい・・・
「ポーズから言って・・・、正常位が多いんですか?」
草壁さんは、バックからガンガンが好きかと思いました。などど、お兄さんは勝手な想像を話し続けている。
すごく恥ずかしかった。
余りの羞恥に、お兄さんを振りほどき、台から降りる。
んッ!?
股間が重い。
「あ〜、紙パンツペチョペチョ・・・出し過ぎでタプタプだし。重いでしょ?」
あ///
「普通は破れたりしないんですけど・・・ブクブク出続けるから・・・最後の射精でかな? 先っぽのとこ、溶けちゃってますよ?」
カーーッと顔が熱くなって、股間を隠すように手で覆う。
凄く湿っていた。
グスンッ・・・
立ち上がったことで、粗い生地に開いた穴から、溜まっていたザーメンがコプコプと溢れてくる。
「あ〜、ほら、溢れてますよ。ほら、これで・・・」
お兄さんが、タオルを渡してくれた。
意外な親切に見上げると、少し意地悪な顔をしていた。
な、に・・・?
不安げに見つめていると、何事もなく離れていく。
お兄さんはそのまま道具や荷物を持つと、ドアへと歩いて行った。
「そのタオルで体を拭いて・・・着替えたらフロントまでお願いしますね。」
『あ、・・・はい。ありがとうございました・・・』
なんだか・・・
拍子抜け。したまま見つめていると、ドアに手をかけたお兄さんが振り向いた。
「あ!乳首、一皮分抜いてあるんで、すこしピリピリすると思いますけど。今日の成果なんで喜んでくださいね。」
やっぱり最後も恥ずかしいことを言われて、赤面してしまった。
また疼いてしまうから、やめて欲しい。
「あと・・・」
へ・・?
「ほんとに先っぽ、ピンクだったんですね。皮かむりだし。」
は・・?
「お疲れさまでした。では、失礼します。」
取り残されてようやく、お兄さんとの最初のやり取りを思い出した。
ひどいよ・・・//
体はさっきの熱も思い出してしまっていた。
end.