「え?3万円? 高いなあ・・・ 口だけだろ? 男の子だし・・・」
「あ? おっさん、こんな天使みたいなのが、おっさんの真っ黒で汗臭いチンポを喉まで使ってズルズル扱いてくれんのよ? しかも中○生!」
ずっと俯いたままでいると、顎をぐっと掴まれ、無理矢理男の方へ顔を向けさせられる。
「あっ・・・」
一瞬目が合って・・・
でも僕はその人の顔を見ていられなくすぐに視線を外す。
濁った空間に響いた小さく澄んだ悲鳴が、男の頭から離れない。
男は、マモルの顔を震えがくるっほどにじっとりと眺めると、ゆっくりと内ポケットへと手をのばす。
ゴクリ、と大きく喉が鳴る音が聞こえた。
僕の意志は関係ない。
シンジさんは男から現金を受け取ると、狭い個室に僕達を押し込んだ。