今この場にいるのは、日課を済ませに来た一人でトモキ。
「ん・・ッ、もうちょっと・・・」
暗黙のルール通り、ユウトの前でシコシコと性器を扱いている。
「あ? 使用中か。」
急な声に手が止まる。
ユウトを見ると、表情が泣きそうに強ばっている。
その様子から、残念ながらここへ来たのは調教師の一人であると分かる。
あ・・・ヤバいッ
近づく足音に慌てて挿入する。
なんてこと・・・
早く済ませて戻るつもりが・・・
部屋ではトモキの担当である周防も待っているというのに。
捕まってしまっては遅くなってしまう。
「トウマはここで待ってな」
荒木は入ってすぐの壁に、トウマを引いてきたリードをくくりつける。
トウマ・・・?
ということは、声の主は荒木さん・・・
荒木の話は少し聞いている。
乱暴で・・・、下品。
トモキはタイミングを呪った。